年末になると、家族総出で大掃除をする家も多いですよね。
なんとなく毎年大掃除をしているけど、なぜ年末に大掃除をするのか疑問に思ったことはありませんか?
今日はそんな疑問をまとめてみました!
大掃除っていつやるのがいいの?冬はさむくて寒くて正直やりたくない
大掃除は、本来であれば行った方がいい日が決められています。しかし、窓拭きなど水を使って行うような掃除は、冬という季節がらなかなかやる気持ちにはなりませんよね。
ではもし、大掃除をやらずに過ごすとどのようなことになるのでしょうか。
大掃除を怠ると、「歳神様を汚れた場所でお迎えする」ことになってしまいます。ですので、宗教的な意味ではあまりよくありませんし、精神的にもなんだかスッキリしないものです。
新年を爽やかな気持ちで迎えるためにも、大掃除は行った方がいいでしょう。
もし、大掃除の必要なんてないほど普段から綺麗にされている方であれば、お部屋の中にお正月らしい飾りを飾るなどすれば季節の区切りがついて良いかもしれません。
大掃除はいつまでにやればいいのか風水で調べてみた
いろいろなブームの影響から、風水に興味を持たれている方も多いかもしれません。大掃除は、歳神様をお迎えするという「神事に値する神聖な行為」であるとされています。
風水的には年末の大掃除に良い時期は「12月28日に正月飾りをつけるのが望ましい」とされていることから、逆算して12月28日までに大掃除を終わらせた方が良い」とされています。
歳神様をはじめとする福の神に好かれるのはずばり「せっかちな人」です。世の中の人たちがせかせかしているときに、すでに綺麗に掃除された家でくつろいでいる貴方の姿をみて、歳神様はあなたのことをとっても気に入ってくれるかもしれません。
歳神様に好かれるだなんて、その次の1年へ向けてとても幸先の良いスタートですよね!ぜひ、目指したいものです。
大掃除をやる意味は実はこれだった
実は年末の大掃除には、ちゃんとした理由もあってメリットもたくさんあるんです。
大掃除の由来は「すすはらい」にあります。すすはらいというのは、掃除とはまた考え方が違います。
掃除:私たち人間のためのもの。
すすはらい(煤払い):歳神様のための行事。12月13日に宗教行事として行われ、神棚や仏壇などの煤を払って清め、新年にやってくる歳神様が気持ちよく過ごせるように整えるもの。
このような違いがあります。
では、煤払いについて詳しくみていきましょう。
なぜ日付が12月13日と決まっているのでしょうか。
それはこの日が、婚礼以外の何事もがうまく行く「鬼宿日」とされているからです。この縁起の良い日に、お正月の準備として神棚や仏壇の掃除をするという習慣が「正月事始の日」として残ったのです。
しかし、この日付通りに12月13日までに大掃除を終えてしまうと、また年末までに汚れてしまうことになります。また、掃除のためだけに学校や仕事を休むことも難しいものです。
そういったことから、家族みんなが冬休みに入った 年末の時期に掃除をするという習慣が定着して「大掃除」と呼ばれるようになったのです。
まとめ
大掃除は新年を気持ちよく迎えるためにも、気持ちの区切りという点でも、出来るだけ欠かしてはならないということがわかりました。
大掃除の定番といえば、普段やらないような細々としたところまでお掃除をすること。
例えば、
・照明器具の傘
・ベランダや、エアコンの室外機
・網戸、窓ガラス
などです。また、どうしても自分で掃除するのが難しければ、今の時代は様々な業者もいますから、利用してみるのもありかもしれませんね。
ぜひ一緒に、気持ちよく新年を迎える準備をしましょう!