養生テープという名前、皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
養生テープは使い方を覚えると非常に便利なアイテムのうちのひとつです。
今日はそんな養生テープについてまとめてみました
養生テープってよく聞くけどいったい何?
養生テープは、見た目はガムテープのような形状のテープです。多くの場合、テープの色は緑色をしています。
養生テープの「養生」という言葉には、引越しなどの荷物の運搬中に運んでいるものや周囲にぶつけたりして破損するのを防ぐために、布や板を使って保護をする、という意味があります。このような保護の際に用いるのが、養生テープというわけです。
養生テープは一般的に5cm程度の幅があり、素材はポリエチレン繊維です。
布のガムテープと同じように、手でとても切りやすいという特徴があります。ハサミなど道具を使うことがないので、使いたい時に使いたい長さで、目的のところに貼ることが可能です。
また、養生テープには「はがしやすい」という特徴もあります。
ガムテープなどはある程度粘着力があるので、剥がした時に貼っていたところにネバネバと跡が残ってしまうことがありますが、養生テープではそのようなことがなく、貼っていた場所にダメージを与えることなく剥がすことができます。
養生テープには様々な使い道がありますが、家庭で多く使われるのは「ちょっとしたものを短時間貼りつけておく時」や、「貼り跡を残したくないところ」に使用するのが便利ですね。
また、油性ペンを使用すればテープの上に文字を書くこともできますから、電気のスイッチの上に「部屋を出る時は電気を消す!」などと注意喚起として貼り付けている方もいましたよ。なかなかユニークな使い方ですよね。
また台風など、災害への備えとして窓に段ボールを貼り付けておいたり、また窓そのものが割れてしまった時に飛び散らないように養生テープを窓に貼っておく、という使い方もあります。災害のときにも使えるなんて便利ですよね。
養生テープはどこで買える?色が違うのは何か意味があるの?
養生テープは、主にホームセンターや文房具店で購入ができます。
また、最近では100円均一でも取り扱いを始めるところが増えてきました。しかし、100均で購入する際は注意しなければいけない点があります。それは、
・粘着力が弱すぎる
・長さが短い
ことがあるという点です。用途にとってはそれでも問題ない時もありますが、すべての点においてメーカー品と同じようにはいかないこともあるので購入する際は注意しましょう。
また色については、製造当初は茶色のテープを製造していたようです。しかし、それでは梱包用のテープと間違えてしまうことがありますし、工事現場で養生に使用しているとどこを養生したかわかりづらくなってしまうことがあります。
そのため、明るい緑色のテープにしたことでより使いやすさが世間にウケ、緑色の養生テープが業界のスタンダートとなったのです。
養生テープとマスキングテープの違いは?
養生テープに似たようなものとして、「マスキングテープ」がありますね。現在は様々な柄が出ており、収集家もいるほど人気の文房具のひとつです。
マスキングテープもさほど粘着力は強くなく、養生テープと同じような用途で使われることがありますが、いちばんの大きな違いは「素材の違い」です。
養生テープがポリエチレンなのに比べて、マスキングテープは多くの場合「紙」が素材となっています。粘着力が弱く、剥がした跡が残らないという特徴は同じですね。
また、マスキングテープは養生テープに比べて幅が狭いのも特徴です。一見、それはマイナス面にも思えますが、裏を返せば「狭いところでの作業・細かい作業」にはとても向いているといえますから、うまく使い分けたいですね。
具体的な使い方としては、ペンキ塗りの際にはみ出したくないところにマスキングテープを貼っておくと、万が一はみ出したときにも安心です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。養生テープ、知れば知るほど使ってみたくなってしまいます。
粘着力があまり強くないので荷物の梱包用には向きませんが、家庭にひとつあると重宝しそうですね