「あれ?この玉ねぎ、昨日も一昨日も同じように切ったような?」
そんなデジャヴを感じること、ありませんか?
毎日食事の支度をする人なら、きっと幾度となく感じていると思います。
現代ではスーパーで鮮度のいい野菜が手に入り、各家庭には冷蔵庫もあります。
なんなら、3日分くらいの野菜はまとめて刻んでしまっても問題ないんじゃないか?そう思ったのです。
思い立ったら確かめずにはいられません。
週末にどっさり買ってきた野菜を、ひたすら洗って刻んで、冷蔵庫に詰め込んでみました。
結論。刻んで冷蔵しておくのは2日分くらいにしておくのが良い。
2日目の夜あたりには、刻んだ野菜の色が悪くなったり、乾燥したり、ちょっと元気がない感じが目立ってきました。
そこで、冷蔵庫の中に残っていたカット野菜には、急遽冷凍庫に引越ししてもらったのですが、これが大正解!
『野菜は下ごしらえして冷凍庫へ』。ぜひお試しください。
もちろん、便利に冷凍保存するコツがありますのでご説明いたしますね!
野菜の下ごしらえ 冷凍して使い切りたい
お買い得の野菜、見つけたら多目に買っておきたいけれど、ダメにしてしまったときの罪悪感といったら!
買った野菜をすぐには使わないと思ったら、カットして冷凍してしまいましょう。
下ごしらえしておくことで野菜が気軽に使えるようになり、回転率も上がります。
冷凍した野菜は「せっかく冷凍したのだし」などと思わずに、どんどん使って回転させていくのが美味しく保存するコツです。
保存期間を伸ばすために冷凍するというよりも、使いやすく保存するための冷凍というイメージです。
野菜の下ごしらえ うまく冷凍する方法
冷凍するときに大事なポイントは次の3つです。
1.新鮮なうちに保存
もう食べないとギリギリ!という状態で冷凍したのでは遅いのです。
使いきれない量だと思ったら、買ってきてすぐに冷凍してしまいましょう。
2.水気を取る、空気を抜く
霜がついてしまうと急激に味が悪くなります。
水気を取るのはもちろん、できるだけ空気も抜いて冷凍しましょう。
空気が残っていると、野菜から出た蒸気が霜になってしまいます。
3.使いやすい形にしてから冷凍
例えばトマトを丸ごと冷凍してしまうと、カチカチで使う時が大変です。
使いにくいとつい冷凍したまま放置してしまうことに。
トマトならカットしてから冷凍する、凍ったまま手で割れるように薄くシート状に冷凍するなど、使うときに手間がかからない工夫をしておきましょう。
どんな野菜も、じゃあ使うときは何に使う?どうやって使う?と想像して冷凍することがポイントです。
野菜の下ごしらえ どんな容器を使うと便利?
冷凍用保存袋
専用の保存袋はやっぱり便利です。
カットした野菜も、水分の多い野菜も、どんな形のものでもかなり空気を抜いた状態で冷凍することができます。
特に、少しずつ取り出して何回かに分けて使うような野菜(刻みネギやカットトマトなど)には保存袋が最適。
使う時に手早く開け閉めすることができ、袋の上からもんで中身を崩すような時にも破れたりせず使い勝手がいいです。
食品用ポリ袋
薄手で小さめサイズのポリ袋は、1度で使い切ってしまう野菜の冷凍にぴったりです。
1回のスープに入れる分量のキノコや、刻んで少し残った玉ねぎなど、保存袋はちょっともったいないかな、と思うような時にもポリ袋なら気軽に使えます。
1回に使う分量だけ入れるのがコツで、中の空気を抜いたら、口をギュッと縛ってしまいます。
使う時には袋ごと軽く揉んで中身をほぐし、袋を破って中身を出します。
冷凍保存袋に比べて保存できる期間は短く、長期保存には向きません。
ラップなら「ポリ塩化ビニリデン」
一般的に市販されているラップの材質は、大きく分けて2種類あります。「ポリ塩化ビニリデン」と「ポリエチレン」です。
冷凍におすすめなのは弾力があって密着しやすい「ポリ塩化ビニリデン」のラップです。
耐熱温度も高いので、レンジ解凍の際にも安心です。
品質表示欄に原材料名として表示されていますので確認してみてくださいね。
まとめ
野菜の下ごしらえ保存には冷凍保存が便利です。
保存期間が伸びるのはもちろんですが、いつでも使いやすい状態の野菜がスタンバイしているというのは本当に便利!
下ごしらえのコツとおすすめの容器についてご紹介しました。
特価の野菜を見つけたとき、たくさんの野菜をいただいた時、ぜひ試してみてくださいね。