お味噌汁やお弁当、ちょっと一品にとなにかと活躍することが多い冷凍野菜。
使い勝手がいいのはよいけれど、なんだか冷凍食品って栄養がない気がする・・・、そんな風に思っていませんか?
冷凍野菜の栄養って本当のところはどうなのか、また上手な使い方について見ていきたいと思います!
冷凍野菜は実は栄養たっぷりだった!おすすめはほうれん草
冷凍野菜の栄養価は低いと思われがちですが、国民生活センターが行った調査では、冷凍野菜の栄養価は生の野菜と比べても全体的に大差がないという結果が出ています。
また別の調査では、収穫した野菜の栄養価が1週間で半減するのに対して、冷凍野菜は1年たっても10%程度しか栄養価が落ちなかったという結果も出ているようです。
市販の冷凍野菜は、旬の時期に収穫した野菜にブランチングという下処理をほどこしたあと急速冷凍して作られています。旬の野菜を使用するため収穫時の栄養価はとても高く、保存による栄養の損失も少ないことから、ブランチングで多少の栄養が損なわれることがあったとしても結果として生の野菜に劣らない栄養価となっているのです。
とくにブロッコリーやほうれん草などもともと茹でて使う野菜は冷凍野菜でも栄養価でひけをとりません。
ブランチングはいわゆる下ゆで処理です。そのため水溶性のビタミンなどが失われがちですが、生の野菜を茹でて調理する時にも同様に水溶性のビタミンは流出してしまうので、結局は同じことになるんですね。
冷凍野菜で上手に時短料理♪我が家の人気のレシピ1
ほうれん草の胡麻ナッツあえ
あと一品野菜のおかずが欲しい時に大活躍!
5分で作れる簡単あえものです。
- 鍋に湯を沸かし、沸騰したら冷凍ほうれん草を使いたい分だけ入れる。そのまま強めの中火にかけ、再び沸騰したらザルにあける。(冷凍ほうれん草はレンジで解凍することもできます。やり方は製品の袋に書いてあります)
- 粗熱が取れたら、ほうれん草の水気をしぼる。繊維が壊れないように優しくしぼるのがポイント。
- すりごまや砕いたナッツなど、お好みの和え衣であえる(我が家では『クラッシュアーモンドすりごま』というアーモンド入りのすりごまを使っています。ナッツの食感とコクがおいしい!)
- 砂糖少々としょうゆで味をととのえる
完成です!
生のほうれん草から作るよりも茎などやわらかく、和え衣のからみも良いです。
うちの子どもは冷凍ほうれん草で作った時の方がたくさん食べます。
量の調節が簡単なので、お弁当に入れる分だけちょっと作るのも無駄なく簡単です。
冷凍野菜で上手に時短料理♪我が家の人気のレシピ2
鶏とごぼうの炊き込みご飯
1.鶏肉は8ミリ角くらいに切る
2.ボウルに切った鶏肉、冷凍ごぼう(ささがきタイプ)を入れ、米1合につきしょうゆ・酒各大さじ1を入れ混ぜて20分くらいつけておく
3.米をとぎ、水加減をする(普通に炊く水加減をして、そこから調味料分の水を除く)
4.つけておいた鶏とごぼうを、調味料ごと米に混ぜる
5.冷凍の刻みあげを入れる(もちろん冷凍じゃなくても)
6.炊く
ごぼうからいい味が出ます。
甘い炊き込みご飯がお好みでしたら、酒の代わりにみりんを使ってください。
まとめ
冷凍庫に常備しておくとなにかと便利な冷凍野菜。栄養価が低いのではと思われがちですが、それは誤解でした。旬の野菜を栄養価を損ないにくく保存することで、生の野菜と同じように栄養たっぷりであることが分かりました。
そんな冷凍野菜の便利を実感できるレシピ、『ほうれん草の胡麻ナッツあえ』『鶏とごぼうの炊き込みご飯』をご紹介しました。
ぜひ作ってみて冷凍野菜の魅力を感じてみてくださいね!