毎日終わることのない家事に追われ、何も考えずに目の前に転がる家事をとにかく片付ける、気持ちに余裕のない今日この頃です。
でも、何のためにそんなにがむしゃらに家事をしているのでしょうか?
なんとなくやらないと罪悪感を感じるから……、それに何より、自分でやるのが節約になるから、そう思っていませんか?私は無意識のうちにそう思ってしまっていたようです。
しかし、それって本当にそうなんでしょうか?
家事のしすぎが支出を増やすってどういうこと?
家事をするにも、支出がともないます。
たとえば洗濯なら、水道代・電気代・洗剤代がかかります。
洗濯物が溜まっているとなんとなくイヤだから、と1日に何度も洗濯機を回してしまうことってありませんか?それって、本当に必要な洗濯なんでしょうか?
気が付くたびにちょこちょこかける掃除機にも、電気代がかかります。
車で買い物に行けば、ガソリン代がかかります。
鍋にお湯をわかせば、ガス代がかかります。
それに何より、家事をするあなたの時間はタダではありません。
あなたが仕事をしているなら、1時間働くといくらのお給料がもらえるでしょうか?
今は仕事をしていないという人も、もしパートに行けば1時間いくらの収入になるでしょう?
いえいえ、家事を減らして働きに行くことを勧めているのではないのです。
あなたの、また私の時間には、それだけ価値があるということを言いたかったのです。
やらなければいけないと思っている家事減らしてもいいかも
もちろん、毎日の家事は必要です。
快適で健康的な生活を送るために家事は欠かせないものです。
ここで私が提案するのは、今やっている家事を3つのランクに分類することです。
- 必ず必要な家事
- 必須ではないが出来ていると生活が向上する家事
- なんとなくやっていたけれど、一時の出費で減らせる家事
の3つです。
この3つ目が、真っ先に減らせる可能性がある家事です。
家事に追われていると、改めて家事を見直す時間もなかなか取れませんが、1度手を止めて家事の見直しをしてみると、その後ぐっと楽になるかもしれません。
減らしてもいい家事は「一時の出費で減らせる家事」
私自身の家事を振り返ってみた時に、真っ先に思い当たったのが「夜の制服の洗濯」です。
旦那のカッターシャツを、以前は2枚しか持っていませんでした。
すぐに乾くし、毎日洗濯すれば2枚で足りるのにたくさん買うのはもったいない、と思っていたのです。
ですが実際には、着替えのタイミングと洗濯のタイミングが合わずに、あわてて夜シャツだけを洗濯することもたびたびありました。
落ち着いて見直してみると、制服のためだけに1回洗濯機を使うことで、電気代・水道代・洗剤代が余分にかかっていました。
そして私は、制服を干すまで寝られないからと、余分に起きて待っていました。
このカッターシャツを、思い切って1枚買い足しました。
そうしたら、夜洗濯機を余分に回すことがなくなりました。
予定外の夜更かしもなくなり、生活リズムを乱されることがなくなりました。
イライラや寝不足が減ると、結果的に必要不可欠な家事もうまく回り始めます。
疲れきって予定外の外食を1回してしまったと考えると、カッターシャツ1枚の4,000円なんて、あっという間に元が取れてしまったのです。
まとめ
毎日次から次へとやるべき家事に追われ、いつのまにかやる必要のない家事までやってしまっていませんか?
家族のために、節約のために、そう思ってどんどん家事を抱え込んでいった結果、逆に支出が増えてしまうこともあるのだと気が付きました。
特に、一時の出費で減らせる家事は、思い切って見直してみてはいかがでしょうか。
結果的に時間に余裕ができたり、そのことが節約につながったり、一時の出費に見合ったリターンがあるかもしれません。