飲む点滴と言われるほど栄養豊富な『甘酒』。
冬の体調管理だけでなく、夏バテ予防の効果でも注目を集めており、最近では季節にかかわらず1年中スーパーで見かけるようになりました。
“酒”と名前にはつくものの、アルコールはごくわずかしか含まれておらず、市販品はソフトドリンクとして売られていますので、体調管理のためご家族で飲まれているご家庭も多いのではないでしょうか?
ヨーグルトメーカーを使って甘酒を麹のみで作れる?
市販の甘酒の種類も増えてきましたが、「甘くないものがいい」「添加物が入っていないものがいい」など、好みのものが見つからない時もあります。
自分好みのものを家で作れたら……。でも、甘酒作りって難しそう……。
そう思った時に思い出したのが、我が家のヨーグルトメーカーです。
そのヨーグルトメーカーの説明書に『甘酒も作れる』と書いてあったような記憶が……!
ということで、引っ張り出してきました、説明書。
<材料>
ごはん 300g(約1合分)
乾燥米麹 200g
熱湯 250ml
水 150ml
これらの材料で甘酒ができるようです。
この乾燥米麹というのは、生麹を乾燥させてものです。
乾燥させることで常温での保存が可能になり、保存期間も長くなります。
乾燥させているだけなので味の違いもほとんどありません。
使う際に水で戻す必要があり少し手間がかかりますが、ヨーグルトメーカーを使用する場合は、なんと水戻しする必要がありません!
では、実際の作り方を見ていきましょう。
ヨーグルトメーカーで甘酒を作る方法
<作り方>
1.米麹のかたまりを丁寧にほぐす
2.清潔な容器にごはんと熱湯を入れ、しっかりかき混ぜる。ごはん全体に粘りが出てなじんだら、水を加えて温度を下げる
3.2に1を入れ、さらに混ぜる
4.ふたを閉め、「自動メニュー」または「おこのみ設定」で温度を60℃、タイマーを9時間に設定して、スタートボタンを押す。タイマーが終了したらよくかき混ぜる
以上です。簡単ですね!
米麹をほぐすってどうするの?ほぐすのがちょっと面倒そう……、と思う方は、パラパラにほぐれた状態の乾燥麹も売られていますのでそれを使うとよりお手軽です。
甘酒を作った後の保存はどうすればいい?
- 冷凍保存
作った甘酒の保存は、冷凍が一番のおすすめです。
保存袋などに入れて平にして冷凍すると便利です。
空気をしっかり抜いて冷凍すると、1ヶ月ほど日持ちします。
冷凍した甘酒を飲む時には、必要な量だけパキパキっと割って取り出します。
あまりカチカチには凍らないので、平に冷凍しておくと簡単に手で割ることができます。
取り出したら冷蔵庫で自然解凍が理想です。
どうしても急いで解凍したい時には、鍋でゆっくり混ぜながら解凍します。
温度が70℃以上になってしまうとせっかくの体にいい麹の菌が死滅してしまうので、沸騰させないように注意して温めます。
手軽に解凍できるのは電子レンジですが、菌が死滅してしまうのでおすすめしません。
- 冷蔵保存
すぐに飲んでしまう場合には、冷蔵保存でも大丈夫です。
日持ちは1週間ほどですが、その間にも徐々に発酵が進みます。
密閉容器だと発酵で発生したガスが溜まってしまうので、容器のフタは軽く乗せるだけ、もしくはラップをふんわりかぶせる程度がおすすめです。
冷蔵保存している場合も、温め直しは沸騰しないように注意して混ぜながら鍋で温めます。
まとめ
冬の体調管理に、夏は夏バテ予防にと栄養面が注目されている甘酒。
甘酒も作れるヨーグルトメーカーを使うと、簡単に無添加の甘酒を作ることができます。
材料はごはんと米麹だけ!
作った甘酒は冷凍だと1ヶ月、冷蔵でも1週間美味しく飲むことができます。
家族の体調管理に、自家製・無添加の甘酒はいかがでしょうか?