保存から調理まで便利に使えるジップロック。
数種類を常備しているご家庭も多いのではないでしょうか?
鶏ハムを作るのに下味を付けたらそのまま熱湯に……、冷凍しておいたカレーをそのままレンジに……。
そんな時に気になるのが耐熱温度です。
これ、本当に大丈夫なのかな?って心配になること、ありますよね?
ジップロックの耐熱温度はどれくらい? 湯煎の場合
公式ホームページによると、バッグタイプのジップロックには現在『フリーザーバッグ』『イージージッパー』『スタンディングバッグ』『ストックバッグ』『お手軽バッグ』の5種類のバッグがあります。
この5種類のうち、お手軽バッグ以外の4種類は、耐熱温度が100度となっています。
湯煎の場合は、鍋を火にかけたままの使用はNGです。
ジップロックが鍋の加熱部分に直接触れると、耐熱温度を超えてしまう可能性があるからです。
火を止めた鍋に入れての湯煎はOKです。
ジップロックの耐熱 レンジの場合
電子レンジで加熱調理する際にはジップロックは使えません。
『フリーザーバッグ』『イージージッパー』『スタンディングバッグ』の3つは「レンジで解凍」をうたっているので、電子レンジOKと思いがちなので注意が必要です。
電子レンジで使えるのは、あくまで「解凍」までです。
ジップロックの耐熱 炊飯器の場合
最近「便利そうだな」と思った調理法に、ジップロックに入れた食材を炊飯器で調理するというものがありました。私が見たのはサラダチキンのレシピで、ジップロックに調味料と鶏を入れて炊飯器で保温する、というものでした。
さて、炊飯器だと温度は何度くらいになるんでしょうか?耐熱範囲内なのでしょうか?
調べてみましたら、結論から言うと、炊飯器の保温モードによる調理はOKなことが分かりました!
炊飯器の保温の温度はだいたい70℃、70℃に保温するために鍋釜は多少温度が高めに設定されているとしても、100℃には十分収まっています。(100℃もあったら、ごはんはカピカピのコゲコゲになってしまいます!)
ジップロックの中に油分の多い食品を入れたとしても、ジップロックの外側の湯温を超えて温度が上がることはありません。
注意しなくてはいけないのは、炊飯器でジップロックが使えるのは『保温調理のみ』という点です。
炊飯モードでの調理は絶対にNGです!
炊飯中の内釜は耐熱温度の100℃を超えていますので、ジップロックの耐熱温度を超えてしまいます。
ちなみに耐熱温度を超えるとどうなるかというと、原材料であるPP(ポリプロピレン)が溶け出してしまうんです!
ジップロックに穴があいちゃう、とかいう単純な理由ではないんですね。
たとえ見た目にジップロックにダメージがなさそうに見えたとしても、耐熱温度は必ず守って使用しようと思います!
まとめ
保存から調理まで便利に使えるジップロックの耐熱温度について調べました。
『フリーザーバッグ』『イージージッパー』『スタンディングバッグ』『ストックバッグ』の耐熱温度は100℃でした。
湯煎調理の場合、火にかけた鍋での湯煎はNG,火にかけていない状態での湯煎はOKです。
電子レンジは、『フリーザーバッグ』『イージージッパー』『スタンディングバッグ』の3種類では「レンジで解凍できる」と公式に認められています。ただ、どの商品も電子レンジで加熱しての調理はNGです。
炊飯器の保温モードでの調理はOKでした。炊飯モードでの加熱調理はNGです。
耐熱温度を超えての使用は、原材料であるPP(ポリプロピレン)を溶け出させることにつながるということなので、必ず耐熱温度を守って使用しようと思います!