子供の反抗期はいったいいつまで?5歳や7歳頃の特徴

 

反抗期といえば2歳ごろのイヤイヤ期や思春期の反抗期を思い浮かべますが、小学校入学前後にも「まるで反抗期」と思える状況がよく見られます。

『中間反抗期』と呼ばれたりもする子どもの反抗期について、その特徴を見てみましょう。我が家でも反抗期、ひどかったです(汗)

子供の反抗期はいったいいつまであるの?

 

反抗期に悩むお父さんお母さんは、いったいいつこの反抗期が終わるのだろうと考えてしまうでしょう。

残念ながらはっきりといつまでという答えはありません

そもそも、反抗期は心の内面の問題であり徐々に変化していくことですから、始まりや終わりがはっきりと分かるものではないですものね。

中間反抗期は幼児から子どもになる成長の表れでもありますから、その特徴を知って、子どもに寄り添ってあげることが反抗期を乗り越える近道なんじゃないかなと思います。

子供の反抗期 5歳頃の特徴は?

5歳児の反抗期の様子は、イヤイヤ期と大きくは変わりません。気に入らないことがあれば「いや!」「だめ!」と直接的に自分の気持ちを伝えてきます。

幼稚園に通って落ち着いてきたと思っていたのに、どうして最近こんなにわがままを言うのかと戸惑ってしまうお父さん、お母さんもいるでしょう。

しかも、2歳の頃と違い体も大きく運動能力も発達しているのが5歳児です。

物を投げたり壊したり、わが子の攻撃的な姿を見るのは悲しいものですよね。

 

ですが、よーく見てみてください。

5歳ごろは、自分の気持ちを表すのに態度よりも言葉を使うようになる年頃です。

言葉で気持ちを伝えたいと思うのですが、まだうまく言葉で伝えることができず、分かってもらいたい気持ちだけが強く感情に出てしまいます。

ささいなきっかけで癇癪がとまらなくなってしまうのは、分かってもらいたいのに伝わらなかったそのこと自体にイライラしたり悲しくなったりするからなのです。

 

この時期には、お父さんお母さんも「もう5歳なのだから」とつい強い調子で注意してしまいがちです。しかしそれでは、子どもは「気持ちが伝わらない」「どう伝えていいか分からない」と余計に感情的になってしまう可能性があります。

まずは子どもの話をしっかりと聞いてあげましょううまく言葉にできなくても、「話せば伝わる」という安心感を与えてあげることが大切です。

子供の反抗期 7歳頃の特徴は?

小学校にも慣れほっと一息ついたのもつかの間、今度は「言葉使いが乱暴になった」「親の話を聞かなくなった」など、新しい問題に頭を悩ませるお父さんお母さんも多いようです。

7歳頃の反抗には、次のような背景が関係していることが多いようです。

 

この時期の子どもの心を不安定にさせるのは、小学校入学をきっかけとした親子関係の変化です。

子どもには家のほかに学校という新しい世界ができます。

親は「もう小学生だから」と自立を求めてしまいがちです。

ですが、7歳はまだまだ子ども、新しい世界で不安になることもありますし、親に甘えたい気持ちもまだまだあります。

そんなところに、周りから「小学生だから」「しっかりしてきたね」と言われると、素直に甘えられない気持ちが反抗的な態度として出てしまうのです。

 

学校での新しい集団生活で気持ちが張り詰める時期だからこそ、家庭ではリラックスしたい、心のよりどころにしたいという気持ちを受け止めてあげましょう。

ちょっとくらいダラダラしていても、何でも親にやってほしがっても、「学校ではちゃんとやっているんだから、家ではいいか」くらいの気持ちで、むしろこれまでより甘やかしてあげるくらいの気持ちで接してあげたいですね。

まとめ

2歳のイヤイヤ期と思春期の反抗期の間にも、『中間反抗期』と呼ばれる時期があります。

5歳頃には、自分の気持ちをうまく言葉で伝えられないイライラなどから反抗的な態度をとりがちです。

うまく言葉にできなくても、じっくりと子どもの話を聞いてあげましょう。

 

7歳頃には、小学校という新しい世界への戸惑いと親との関係の変化から、親に乱暴な態度をとってしまう子どもが多いようです。

「もう小学生なのだから」と突き放さず、学校での疲れをいたわってあげましょう。

こうしてみると、反抗期は子どもの大きな成長の節目に見られることが良く分かります。

お父さんお母さんは心を痛める時期ですが、ここを超えたらまたひとつ成長するのだなあと辛抱強く付き合ってあげて欲しいと思います。