最近は地震や台風などの大規模な災害も増えてきていますよね。
もう今やいつどこで大きな災害が起こってもおかしくありません。
そんな中、実際に起こったらどう対処したらいいかわからないもののうちの1つに「停電」が挙げられます。
一口に停電といっても、実はいろんなケースがあるのをご存知でしょうか?
今日はそんな停電時の対応についてまとめました。
停電したらどうする?どこに電話すればいい?
停電した!!もう日の落ちた時間だと家の中が一気に真っ暗になりますので、驚きますよね。
でも、まずは落ち着いて。その停電が、どんな停電であるかを冷静に見極めることが必要です。
・自分の家を含めて、周囲の家や道路の街頭・信号も全て停電している場合
この場合ですと、事故や災害のダメージによって送電線自体に問題が起きているということが考えられます。
このような場合だとまずは送電網を管理している、その地域の大手電力会社に問い合わせるのが正解であると言えます。
また最近では携帯電話会社や生協など、あたらしく電気事業に加入してきているところも増えていますが、そちらの電力を使用しているとしても自宅まで電気を届ける送電網は大手の会社のものを使っている場合が多いです。ですので、大手の会社にまずは電話をしましょう。
・自宅のみが停電している場合
周りの家が周囲の街灯・信号に問題はないのに自分の家の中だけが停電している場合です。
まずは一番最初に、「ただブレーカーが落ちているだけ」ということはないかどうか確認をしましょう。
この場合は大手電力会社にいきなり連絡をしても、「他は問題ないので…」ということになってしまいますから、まずは大手電力会社の「停電情報」を見ることにしましょう。そしてその上で、電気工事屋さんを手配して方が良さそうです。
新電力の会社の中には、作業員を無料で派遣してくれるサービスがあるところもあります。トラブルになってから しらべてからでは時間がかかってしまいますので、日ごろから自分が使用している電力会社のサービスを確認しておくといいでしょう。
1つ目の例の場合だと、電話が全くつながらないという場合も多いです。頑張って電話をかけ続けてしまうと携帯電話の電池をどんどん消耗してしまいますから、無理に連絡をし続ける必要はないと言えます。
しかし、もし電線が切れているなどして危険が感じられる場合にはすぐ電力会社に電話をし、早急に対応してもらえるようにしましょう。
停電したらどうする?トイレは使える?
タンクレストイレなど、リモコン操作でトイレを流すタイプをご使用の場合はトイレが流せなくなってしまいます。
その場合には、「バケツなどで水を汲み、直接トイレに流し込む」という方法が有効です。
①便器の蓋をあげる
②バケツなどで水を流し込む
バケツ1杯分の水を、水はねに注意しながら一気に流し込む。そのあと、3?4Lの水を流す。
排水管に汚物が停滞するのを防ぐため、2?3回に一度は多めの水を流すようにしましょう。
とてもアナログな方法ですし、意外と重労働ですが電気がなくてもトイレが流せることがわかりました。
停電したらどうする?外に避難する場合は?
停電をした状態で、避難所など家の外に避難する場合についてです。
家の外に避難するときは、忘れずにブレーカーを「切」状態にしましょう。これは、通電が再開された時の災害を防ぐためです。
特に冬場はヒーターなどを使うことがありますが、スイッチが入ったままの状態で停電をし、なにかの拍子に倒れてしまった→そのまま通電が再開された時に、火災になってしまった…という例が後を断ちません。
そのためにも、日ごろからブレーカーの位置を確認し、いざという時に慌てないようにしたいですね。
まとめ
停電の際は、落ち着いて行動をし、家から離れて避難をする場合は必ずブレーカーを切り、二次災害を防ぐようにしましょうね!
災害に対して対策をしていても、大概の人は実際には大慌てしてしまうものです。
ご近所の方と声を掛け合い、情報交換をし、できるだけ不安なく災害を乗り切れると良いと思います。